はじめに
薄毛や白髪を予防するためには、しっかり睡眠をとることが重要。
といっても新生児のお世話は24時間体制で、ママは慢性的な睡眠不足に陥りがちです。
昼夜問わず授乳やおむつ替え、抱っこなどに追われ、やっと寝かしつけられたと思ったら赤ちゃんが泣き出してしまう…。
そんな日々が続くと、心身共に疲労が蓄積し、イライラしたり子育てに限界を感じたりすることもあるでしょう。
さらに、産後は女性ホルモンの変化や睡眠不足によって、薄毛や白髪の悩みを抱えるママも少なくありません。
しかし、ママの睡眠は赤ちゃんにとっても大切。
質の高い睡眠を確保することで、ママ自身の健康を守り、赤ちゃんにも良い影響を与えることができるのです。
本記事では、新生児育児で寝不足に悩むママが、質の高い睡眠を確保するための7つの方法と、産後の薄毛・白髪対策についてご紹介します。
1. 赤ちゃんの睡眠リズムを知る
まずは、赤ちゃんの睡眠の特徴を理解することが大切です。
新生児の睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す多相性睡眠で、1回の睡眠は2〜3時間程度。
昼夜の区別がなく、合計で1日16〜20時間ほど眠ります。
赤ちゃんの睡眠リズムに合わせて、ママも一緒に休息を取るようにしましょう。
できるだけ規則正しい生活リズムを心がけることが大切です。
2. 赤ちゃんが寝ているときに一緒に休む
赤ちゃんが寝ているときは、ママも一緒に休むことを心がけましょう。
家事は後回しにして、横になるだけでもOK。
目を閉じてリラックスするだけでも、疲労回復につながります。
短時間の睡眠でも、積み重ねることで心身のリフレッシュになるのです。
また、睡眠中は成長ホルモンが分泌され、髪の成長を促進する働きがあります。
産後の薄毛や白髪の改善にも効果的なので、しっかり休むことを意識しましょう。
3. 抱っこしたまま一緒に寝る
赤ちゃんを寝かしつけても、ベッドに置くとすぐ起きてしまうことがありますよね。
そんなときは、抱っこしたままソファなどに座って一緒に眠るのも一つの方法。
ただし、赤ちゃんを落とさないよう、スリングや抱っこ紐を使うなどの安全対策は必要です。
また、抱っこ紐を使う場合は、ママの首や肩に負担がかからないよう、正しい装着方法を心がけましょう。
抱っこ紐の使用が原因で、首や肩のコリから頭皮の血行不良を引き起こし、薄毛や白髪につながることもあるので注意が必要です。
4. 夜間の授乳と睡眠を切り離す
授乳と睡眠を切り離すことで、ママの負担を減らすことができます。
夜間の授乳はパパや家族に協力してもらい、ママは休むようにしましょう。
また、授乳後すぐに寝かしつけるのではなく、少し時間を置くことで、赤ちゃんが自然に眠りにつきやすくなります。
ただし、授乳のたびに起きるのは、ママの睡眠の質を下げる原因に。
できるだけ夜間の授乳回数を減らし、まとまった睡眠時間を確保することが大切です。
睡眠の質が低下すると、ストレスホルモンの分泌が増えて薄毛や白髪の原因になるので要注意。
また、夜間の授乳がつらいなら粉ミルクに切り替えるのもおすすめ。
粉ミルクは母乳より腹持ちがよく、新生児でも3~4時間続けて寝てくれることが多いです。
日中は母乳でも、夜間はミルクを使うなどして、ママの負担を減らしてくださいね。
「母乳じゃないとダメなんだ」と思い込んでいる人が多いですが(そしてそう教育する病院も多いですが)、粉ミルクには母乳には少ないビタミンD、ビタミンKなどの栄養素も含まれています。
母乳での授乳はママしかできませんが、粉ミルクならパパやおじいちゃん、おばあちゃんでもあげられます。
授乳がストレスになっているなら、思い切ってミルクを使うことも有効ですよ。
5. 赤ちゃんの寝かしつけにルーティンを作る
毎日同じ時間に同じことを繰り返すことで、赤ちゃんは安心して眠りにつきやすくなります。
授乳、おふろ、スキンシップ、部屋を暗くするなど、就寝前のルーティンを決めて実践しましょう。
ルーティンを続けることで、赤ちゃんの睡眠リズムが整ってきます。
また、ママ自身の生活リズムも整うので、体内時計が正常に機能し、ホルモンバランスが整います。
規則正しい生活は、産後の薄毛や白髪の予防にもつながるのです。
6. 赤ちゃんの快適な睡眠環境を整える
赤ちゃんが眠りやすい環境を整えることも大切です。
室温は20〜22℃、湿度は50〜60%が理想的。
大人にとったら「少し肌寒い」ぐらいが赤ちゃん的にはベストなんです。
寝具は清潔に保ち、おくるみを使うのもおすすめです。
生まれたての赤ちゃんは体が包まれているとお腹の中を思い出して安心するため、おくるみで包んであげると泣き止んだり眠りやすくなったりすると言われています。
包み方はいろいろありますが、「おひなまき」などが有名ですね。
また、ホワイトノイズや子守歌など、心地よい音を聞かせるのも効果的。
ホワイトノイズとは、同じくらいの強さの周波数がミックスされた雑音のこと。
テレビの砂嵐のような「サーッ」という音や、換気扇の「ゴーッ」という音が該当します。
赤ちゃんが快適に眠れる環境を整えることで、ママも安心して休めるようになります。
ただし、部屋が乾燥しすぎると、頭皮の乾燥から薄毛や白髪の原因になることも。
加湿器を使うなどして、適度な湿度を保つことを心がけましょう。
7. 日中の活動を工夫する
日中の過ごし方も、夜の睡眠に影響します。
午前中は外に出て日光を浴びたり、体を動かしたりして活発に過ごし、午後からは徐々に活動量を減らしていきましょう。
ベランダやお庭で、軽く日光浴をするだけでもOK。
夕方以降は入浴やマッサージなど、リラックスできる時間を作るのがポイントです。
また、日光を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜に眠りやすくなります。
ビタミンDの生成も促進されるので、薄毛や白髪の予防にも効果的。
ビタミンDは免疫力を高め、毛根を活性化させる作用があります。
不足すると頭皮トラブル、抜け毛などにつながります。
ただし、紫外線は頭皮の炎症を引き起こす原因にもなるので、日光浴は適度な時間に留めましょう。
まとめ
新生児育児は想像以上にハードで、ママの睡眠不足は避けられません。
しかし、赤ちゃんの睡眠リズムを知り、生活に取り入れることで、少しずつ質の高い睡眠が取れるようになります。
パパや周囲の協力を得ながら、できることから始めてみましょう。
疲れがたまったときは、サポートを頼るのも大切。
ママの心と体の健康が、赤ちゃんの健やかな成長につながるのです。
また、産後の薄毛や白髪は、女性ホルモンの変化や睡眠不足が原因であることが多いです。
バランスの取れた食事やヘアケア、ストレス管理などを心がけることで、薄毛や白髪を予防することができます。
頭皮マッサージを取り入れるのもおすすめ。
少しずつでも、自分の髪と向き合う時間を作ることが大切ですね。
そして、産後の薄毛や白髪に悩んでいるママも、ひとりではありません。
多くのママが同じ悩みを抱えているのです。
焦らずに、自分のペースでケアを続けていくことが大切。
少しずつでも、髪の変化を感じられたら、それは大きな一歩です。
育児も髪のケアも、完璧を目指す必要はありません。
新米ママの皆さん、一緒に頑張っていきましょう!